和歌山県太地町のイルカ猟を毎日記録しているNGO団体の代表が、東洋経済に寄せた記事が話題になっています。
ネットではさまざまな声が寄せられています。
太地町のイルカ猟を毎日記録してわかったこと
和歌山県太地町で行われているイルカ猟の現場に毎日のように立って調査をしているNGO団体「Life Investigation Agency」の代表ヤブキレン氏による記事が話題です。
【「水族館の人気者」イルカが迎える恐ろしい結末】 太地町のイルカ猟を毎日記録してわかったこと#東洋経済オンラインhttps://t.co/c2HoD2Iav6
— 東洋経済オンライン (@Toyokeizai) January 27, 2022
記事によると、新型コロナの影響により海外の活動家がいなくなった2020年から、太地町では野生のイルカが追い立てられ、家族から引き離され、水族館へと売られていく現実が毎日のように行われてるそうです。
要約すると、捕獲されたイルカのうち、水族館に販売するための優れた個体のみを選別し、残りはすべて食用として市場へ運ばれていくそうです。
さらに、太地町のイルカ追い込み猟は食用が主な目的ではなく、国内・海外への生体販売が主な目的だと指摘しています。
太地町では2019年に998頭ものイルカが捕獲されており、2021年11月の段階で太地町のイケスには、219頭ものイルカと小型のクジラが、生体販売のための“在庫”として飼育されているのだとか。
とてもショッキングな内容ですが、ぜひ読んでほしい内容です。
イルカ猟は是か非か?
イルカ猟に関しては、さまざまな意見があります。
「イルカがかわいそう」「本当にショック」といった声がある反面、「日本の文化」「イルカがダメなら牛や豚は?」といった声も少なくありません。
実は伊豆の富戸でガイドをしていたとき、親子代々イルカ猟をしている漁師から話を聞いたことがあります。
彼は「子供のころは父親にイルカを〇さないでと泣いて頼んだけど、いつのまにか自分が捕まえる立場になっちまった…」と話していました。
子供の目線を考えれば、海が真っ赤に染まるイルカ猟がどう見えたのかは言わずとも…
時代は変わっていきます。今、食べることに困らない日本という国で、生体販売としてのイルカ猟が本当に必要かどうかを考えてみるべきです。
御蔵島のようにイルカと共生する道はないのでしょうか?
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