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ダイビング事故を起こさないための8つのヒント

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ダイビング事故を起こさないための8つのヒント

ダイビング事故に関するニュースを聞くたびに、とても他人事とは思えないという人も多いのではないでしょうか?

毎日のように報道される交通事故等のニュースと比べれば、その機会は極めて少ないのですが、明日は我が身かもしれないと考えてしまいます。

ダイビング事故を起こさないためには一体何をどうすれば良いのでしょうか?

いま一度、初心に立ち返って、安全にダイビングを楽しむための基本を考え直してみましょう。

スキューバダイビングは危険なスポーツか?

すべてのスポーツには必ずリスクが伴うものです。リスクゼロのスポーツなど存在しないと言っても過言ではありません。

では、最悪の場合、死を覚悟しなくてはならない危険度の高いスポーツは何なのでしょうか?

wikipediaの「競技中に死亡したモータースポーツ選手」というカテゴリから、危険なスポーツをいくつかピックアップしてみました。それが以下のスポーツです。

  • 自動車レース
  • 登山
  • オートバイレース
  • サッカー
  • ボクシング
  • アルペンスキー
引用:競技中に死亡したモータースポーツ選手wikipedia

このデータでは、自動車やオートバイのレースと登山での死亡事故が圧倒的に多いことが解ります。

では、スキューバダイビングはどうなのでしょうか?

日本国内において体験ダイビング、ライセンス取得、ファンダイビングなどのダイビング活動は毎年100万回以上も実施されていると言われており、大小さまざまなケースのダイビング事故が最低でも毎年100件以上は起きていると予測されています。

このうち直接または間接的に死亡に至った死亡事故は毎年10~20件程度が報告されています。

この数字を、多いと見るか、少ないと見るかは意見が分かれると思いますが、死亡事故発生率は全体のわずか1万分の1です。

また、傷害保険におけるダイビングの加入区分はサッカーや野球といったスポーツと同じ区分に分類されていますので、スキューバダイビングが極めて危険なスポーツに該当するということではありません。

全くリスクが無いわけではありませんが、過度に心配する必要はありません。

正しい知識を持って、ルールとマナーを守り、常に安全なダイビングを心がけることが大切です。

ダイビング事故を起こさないためヒント

ダイビング事故を起こさないためヒント

ダイビング中の事故には様々なケースがあり、その原因もひとつではありません。

ほとんどの場合はダイバーの過信上の不注意によるものですが、それを単純にスキル不足と決めつけるのは軽率な判断です。

経験豊富なダイバーであっても、ちょっとした気のゆるみやニアミスが大きな事故に繋がることも少なくありません。

潜水事故の原因になりかねない以下の8つの項目について考察してみましょう。

  • バディシステムの不尊守
  • 身体拘束
  • 監視不十分
  • 器具の不備、取り扱い不注意
  • 体調不良
  • スキル不足
  • 気象・海況の不注意

バディシステムの不尊守

ダイビング事故の特徴のひとつに、バディシステムが全く機能していないケースが多々あります。あるダイバーにトラブルが発生したのに、バディが、そのトラブルにまったく気づいていないのです。これではバディシステムの意味がありません。

バディシステムが機能していれば防げたであろう事故はたくさんあります。ダイビング活動中は陸上から水中まで、あなたはバディに対して責任があり、バディもあなたに対して責任があるということを常に忘れないようにしましょう。

身体拘束

ダイビング中でオクトパスやゲージなどを保持せずにブラブラさせていると、引きずってサンゴ礁を傷つけるばかりか、岩の間などに引っかかって身体で拘束されてしまうことが起こるかもしれません。いきなり動けなくなったことからパニックになり、さらなる事故を引き起こす可能性があります。

オクトパスやゲージ、水中カメラなどのアクセサリーはホルダーやフック類を使ってしっかりと保持しましょう。

監視不十分

スキューバダイビングは自己責任が基本ですが、インストラクターが開催する講習やツアーに参加した場合、その責任は開催者にも発生します。ゆえに講習中の生徒のトラブルに気づかずに発生した事故に関しては監視不十分となります。事故の直接原因のほとんどは参加しているダイバーのスキル不足や体調不良ですが、インストラクターの無理な潜水計画も要因とひとつを考えられます。

信頼のおけるインストラクターのもとで講習を受講することが一番の対策です。目先の講習料金などに惑わされずに、中身を見極めることが大切です。

器具の不備、取り扱い不注意

ダイビングは器材依存型のレジャースポーツと言えるでしょう。ところが、レギュレーターのオーバーフローやホースの破裂など、整備不良の器材や取扱いに慣れていないレンタル器材が原因となる事故も発生しています。

使い慣れた信頼できるダイビング器材を使用することは、潜水事故のリスクを軽減します。メンテナンスの行き届いた自分のダイビング器材を所有することをおすすめします。

体調不良

体調がすぐれないままダイビングを強行した結果、耳抜きができずに鼓膜を破損、水中での嘔吐といった様々なトラブルに発展することがあります。とくに体調不良からの過呼吸(ハイパーベンチレーション)は、パニックや意識損失を引き起こし命にかかわる重大事故に繋がりかねません。

体調がすぐれない時、あるいはダイビング中に体調が悪化した場合は、決して無理をせずにダイビングを中止することです。

スキル不足

「マスクに水が入ってパニック」「レギュレーターが外れてパニック」「レギュレーターから海水を飲んでしまいパニック」…など、ダイビング事故の際に目立つキーワードが”パニック”です。ダイバーが一番最初にマスターしているはずの”レギュレーターリカバリ&クリア”や”マスククリア”といった最も基本的なスキルが不足しているということになります。

久しぶりのダイビングの時などは、プールや足のつく浅い水域でプレダイブを実施するなど、ダイビングスキルのブラッシュアップを怠らないように心がけましょう。

気象・海況の不注意

ダイビングは海という大自然のなかで行うレジャースポーツです。天候、風、気温、水温、透明度、カレント…などなど、様々な要因を考慮する必要があります。その判断を誤ると重大事故を引き起こしかねません。

潜る前に十分な潜水計画を立てて安全ダイビングを心がけることが何よりも大切です。大自然に対して過信は禁物です。

エア確認不注意

ダイビング中のエア切れはダイバーが残圧確認を怠ったことが一番の原因です。ただ、浮上するのに十分なエアが残っているのに、残圧計の指針が注意ゾーンに入ったことでパニックに怠り、重大なトラブルに発展するケースも少なくありません。ダイバーの知識不足や潜水計画の甘さも原因となりうると言うことです。

「水中写真に夢中なって残圧確認を怠った」など、エア不足はベテランのダイバーにも起こりうるトラブルです。エアの消費量は、深度、運動量、個々の体調などによって変わってくることを忘れずに、定期的に残圧計をチェックする習慣をつけるようにしましょう。

その他

海外においてはバディ(2名以上のダイバーチーム)を作って各自の責任で潜るダイビングスタイルが基本ですが、日本においてはインストラクターあるいは水中ガイドが引率するダイビングが強く根付いています。そのため、自らのスキル不足や知識不足をすべてインストラクターに委ねてしまう傾向も否めません。

これは非常に危険なことです。

ダイバー1人ひとりが自立し、安全ダイビングの意識をもって、スキルアップを心がけましょう。

まとめ

ダイビングは他のレジャーと異なり、水中という特殊な環境下で行なわれるため、事故が起きたときの死亡率が高いことも事実。

ダイビングは楽しいだけのものですが、そこに潜む危険性もしっかりと学ぶことが大切です。

自分の身は自分で守るという感覚を持つことが基本です。これは初心者ダイバーであってベテランダイバーであって同じことです。

優秀なダイバーは決して学ぶことを止めません。

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