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エア消費量を節約させて潜水時間を長くするコツ

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エア消費量を節約

ダイビング中のエア消費量を気にしているダイバーも少なくありません。

限られた空気なので、一人だけ多くの空気を消費してしまうと、ダイビンググループに迷惑をかけてしまうかもしれませんし、最悪の場合、エア切れをおこしてしまうかもしれないからです。

初心者のうちは、とくにエア消費量の心配がつきまといます。

エアの消費量を適切に管理し、長持ちさせるコツをご紹介しますので、ぜひ参考にして下さいね。

エア消費量の違いを知ろう

エア消費量エアの消費量は様々な条件によって変わってきます。

例えば深度が深くなれば空気の密度が高くなるので、同じ一呼吸でも多くのエアを消費していることになります。

あるいは運動量の多いダイビングや水温の低い環境でのダイビングは、ダイバーの疲労が大きくなるためエア消費量も多くなるでしょう。

さらに、一般的に身体の大きい人はエア消費量が多く、男性より女性のほうがエア消費量が少ない傾向もあり、個々のダイバーによっても差があります。もっと言えば、その日の体調にも左右されてしまうものです。

また、エアを節約するなら、呼吸を我慢すれば良いと考える人がいるかもしれません。しかし、これは絶対にダメです!なぜならダイビング中は常に呼吸を続けることが何よりも重要なルールだからです。

なかには”呼吸を続けなければといけない”と言われると、ついつい息を吸うことに意識がいってしまうかもしれません。

しかし、これは反対で、ダイビング中の呼吸に慣れないうちは、まずは息を吐くことを意思をしたほうが良いでしょう。息をゆっくりと吐く様にしたほうが落ち着いてリラックスできるからです。

エア消費量を長持ちさせて、多くの潜水時間を得るための最良の方法は、より多くの経験を積むことです。

ダイビング経験が増えると、自然な呼吸ができるようになるので、水中でもリラックスした状態でいられるようになり、おのずとエア消費量が減ってきます。

ベテランダイバーほどエア消費量は少ないのはダイビング経験が多いからなのです。

プレダイブへの理解を深めよう

さらにエア消費量を長持ちさせる実用的なポイントはプレダイブへの理解です。

プレダイブと聞いて”プレダイブ・セーフティチェック”のことを思い出した人は、とても優秀なダイバーです。

プレダイブ・セーフティチェック(別名バディチェック)は、潜る直前にバディ同志で行う装備の最終確認です。一般的にはB.W.R.A.F(B=BCD、W=ウエイト、R=リリース、A=エア、F=ファイナルチェック)として実施されています。

プレダイブ・セーフティチェックはもちろん大切で必ず実施すべきことなのですが、ここで言うプレダイブとはもっと広い意味での潜水前準備のことを指します。エア消費量を管理するためには、プレダイブの重要性にもっと注目するべきでしょう。

まずは、浮力チェックです。

これはすべての器材を装着し、普通の呼吸をしている状態で、水面がちょうど目線にくるようにウエイト量を調整することですが、これをやるだけでもリラックスした状態でダイビングを開始できるでしょう。

浮力チェックはできる限り実施するようにしましょう。とくに保温スーツを変えた時は必ず実施しましょう。

次は、スクーバ・チューンナップです。

最後にダイビングをしてから1年以上のブランクがある場合は、ダイビングをスタートさせる前にプールや限定水域でインストラクターからスクーバリビューコースを受講しておくことを強くお勧めします。

スクーバリビューとは、プールや限定水域で行うダイビングスキルの復習で、浮力コントロールやレギュレーターリカバリ、マスククリアなどの基本スキルを復習する講習です。

また、日々のフィットネスやワークアウトもプレダイブの一環です。

フィットネスやワークアウトで心肺機能を鍛えておけば、運動の多いダイビングをしてもエア消費量を少なくすることが可能です。

とくにランニングなどの有酸素運動がおすすめです。足腰も鍛えられるので、長いフィンワークでも疲労が少なくなります。

このように、プレダイブを意識することが、ダイビング中のストレスを減らし、エア消費量の管理に繋がります。

浮力コントロールでエア消費量を節約しよう

浮力コントロール

ダイビング中の浮力のコントロールが、エア消費量を節約するうえで大切なスキルです。

浮力のコントロールは適正なウエイト量とBCDで行うと思っている人も多いと思いますが、人間の肺にも浮力があることを知っておきましょう。

肺の浮力は浮力コントロールに大きく影響します。

例えば肺活量2000~4000mlの人なら、肺に2~4kgの浮力があると考えれば良いでしょう。実はこれ結構な浮力なのです。
4kgの浮力があれば、40kgの物体を浮かせることができるのです。

つまり、息を大きく吸ったり吐いたりするだけで、浮き沈みに大きく影響するということ。
ベテランダイバーになると水中での浮力コントロールは肺だけでやっているという人も少なくありません。

とくに水中ではBCDだけに頼らず、肺の浮力も意識して常に中性浮力を維持することが、エアを節約するテクニックのひとつと言えるでしょう。

浮力コントロールが身についてくると、少ないエネルギーで水中を泳ぐことも可能です。

姿勢を意識してエア消費量を節約しよう

ストリームライン

水中で移動する際、最小限の力で効率よく泳ぐことができればエア消費量を節約することが可能です。

この時に意識したいのが”ストリームライン”です。
これはスイミング用語ですが、水の抵抗を最小限になるよう流線型をイメージした姿勢のことです。

ダイビングの場合、両腕を脇に添えたり胸の前で組むなど出来る限り水の抵抗を少なくすることがポイントです。

また、オーバーウエイトでダイビングをしていると、移動の際に下半身が沈みぎみなり水の抵抗が大きくなってしまいます。

前記した浮力コントロールとストリームラインが出来るようになれば、それまで移動距離を少ないフィンキックで進むことができるようになります。

フィンキックを多用しなくて移動できるようになれば、エネルギー消費量も減るのでエアを節約できるということです。

また、より効率のよいフィンキックには脚力に応じたフィンを使用することと、様々なフィンワークをマスターすることもポイントです。

フィンワークの基本は大きくゆっくりと水を捉えるようなキックですが、早く泳ぎたい時やカレントのあるポイントでは細かいキック、よりトルクを得るにはカエル足キックなど、様々なフィンワークをマスターしておきましょう。

リラックスダイビングのすすめ

極端な言い方をすれば、ダイビング中にエアを消費しない一番の方法は”動かない”こと。

水中でリラックスした状態でじ~っとしているのが最もエアを使わないダイビングと言えるでしょう。しかし、これでは全然楽しくありません!

つまり、いかにダイビング中の無駄な動きを減らし、リラックスすることができるのか?それを追及していくことが、結果的にエア消費量を節約することに繋がっていくわけです。

今回はエアを節約するためのコツを紹介してきましたが、全てが、より快適なダイビングをするためのスキルです。なかでもダイビング中の浮力コントロールは基本中の基本で最も重要なテクニックです。

リラックスしてダイビングができるようになると呼吸が軽くなります。疲労感もストレスも少なくなるでしょう。何よりダイビングが楽しくなるはずです。

すべてのテクニックをマスターするには時間がかかるかもしれませんが、少しづつスキルを磨いていきましょう。

最善の方法は習うよりも慣れることが大切です。

まとめ

多くのダイバーはエア消費量が少ない人はダイビングが上手な人といった何となくのイメージがあり、 エアを節約できれば上級者の仲間入りができると考えている人がいるかもしれません。

しかし、ダイビングの経験を積んでいくことや、基本のスキルをブラッシュアップしていくことが何よりも大切で、その結果、エア消費量が減ってくるということを理解して頂けたのではないでしょうか?

また、ダイビングの上手い下手は実用的なテクニックだけではありません。

海という大自然に対する知識や配慮も同様に学んでいくことを決して怠らないようにしましょう。

 

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